みんゴロ古文出典

『 源氏物語』以後 ある。この『堤中納言物語』のように『 源氏物語 』の影響を受 けて作られた平安後期の物語群には、『 更級日記 』 の作者菅 原孝標女が書いといわれている 『 浜松中納言物語 』 と 『 夜 (半)の寝覚 』、「宇治十帖」を真似た『 狭衣物語 』、男と女が 入れ替えられるという『 とりかへばや物語 』がある。平安時 代の後期の物語群としてまとめて覚えておこう。 とりかへばや物 ものがたり 語 夜 よる (半 (よわ) )の寝 ね 覚 ざめ 狭 さごろもものがたり 衣物語 堤 つつみちゅうなごんものがたり 中納言物語 12C 後 11C 後 11C 中 11C 中 11C 中 1000 頃

10 の短編を収録し ている。各短編の成立はバラバラで、作者も異なっている。 そのため 編の内容もとりどりで、「 このついで 」では平安 女性の哀切な運命を描いているが、「 虫めづる姫君 」では伝 「このついで」 「虫めづる姫君」 「よしなしごと」の 「ほどほどの懸想」 「思はぬ方にとまりする少将」 ぬ権中納言」 だの女御」

17 位 『堤中納言物語』は 平安後期の短編物語 。「花桜折る少将」 「貝あはせ」 「はずみ」 にして鋭い切り口で描写している手法は、近代短編小説 に近い手法であり、「近代短編小説の祖」といわれることも

10 統的な習俗に反逆する姫君を描くなど、各短編の間には一 貫したテーマはない。しかし、平安時代の貴族生活を素材

「逢坂越え はな

出題率 平安後期 物語 堤 つつみ 中 ちゅう 納 な 言 ごん 物 もの 語 がたり 1.7 %

作者未詳

浜 はままつちゅうなごんものがたり 松中納言物語 源氏物語 菅 すが 原 わらの 孝 たか 標 すえの 女 むすめ 作か

『源氏物語』

の影響大

短編集 『ほどほどの懸想』

など十の短編 菅原孝標女作か

『はいずみ』

『貝あはせ』

『このついで』 『虫めづる姫君』

102

Made with FlippingBook - Online catalogs