みんゴロ古文出典
学習ターゲット 『堤中納言物語』出題順位 帝の寵愛が薄く、退屈している中宮のもとに、弟が父親 の薫物を届けるために訪問する。籠(こ)を囲んで香炉に まつわる話を、その場にいた女房たちと弟がリレー方式で 物語る。 ある男が新妻を迎えることになり、本妻は身を引いて家 を出て行く。その姿に本妻への愛を再び感じた男は本妻 を連れ戻す。しばらくして新妻のもとを突然訪問すると、 新妻はあわてて化粧をしたために白粉とはいずみ(眉墨) を間違えて顔に塗ってしまう。 ほどほど(身分相応)の3組の男女の恋愛模様を描く。 1賀茂の葵祭で出会った女童に声をかける小舎人。 2女好きの下家司と女房たち。 3父宮を亡くした姫君に恋した頭の中将。 ある邸に忍び込んだ少将は、女童に見つかる。少将は、 邸の姫君といじわるな北の方の貝合わせがあることを聞 き、不利な姫君に協力する代わりに垣間見をさせてもら う。 蝶ではなく、虫が好きな姫君の話。眉もそらず、お歯黒 もつけず、父も女房も困り果てている姫君のうわさを聞い た物好きな右馬佐は蛇のおもちゃを姫君に贈る。 宮中に、何をしても完璧で、帝の評価も高い権中納言と いう男がいた。彼には手に入らない姫君がいて、ある日 乱入に成功するが、結局最後の一線が越えられずに終 わる。 父を亡くした美しい姉妹のもとに少将、権少将が通うよ うになる。ある日、使いの者の取り違えでそれぞれ別の 相手と契ってしまう羽目になる。 プレイボーイの少将はある日かわいい姫君を発見する。 姫君がもうすぐ入内すると聞いて、その前にこっそり姫君 を連れ出そうとするが、間違えて姫君の祖母を連れ出し てしまう。 ある貴族の邸に忍び込んだ好き者の男は、内裏から里帰 り中の姉妹たちが自分たちが仕える女主人を花にたとえ て噂する場に遭遇する。 ある僧が娘(恋人)に物を調達してもらったという話を聞き、 その娘の師の僧が、自分もおねだりする手紙を書く。高 級品からついにはぼろぼろなものでもよいと望みを下げて いく内容。
入試データ分析
1 位 このついで
11 20 第 位 ~ 第 位
2 位 はいずみ
3 位 ほどほどの懸想
4 位 貝あはせ
5 位 虫めづる姫君
6 位 逢坂越えぬ権 中納言
7 位 思はぬ方にとま りする少将
8 位 花桜折る少将
9 位 はなだの女御
10位 よしなしごと
ラン ク外 冬ごもる
断章。未完。
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