みんゴロ古文出典
学習ターゲット
入試データ分析
源俊頼は『金葉集』を編纂したり、 勅撰集に和歌がたくさん入集する和 歌の才に恵まれた人物だった。 1位「歌と故事」は、他人が詠んだ 歌にまつわる話や俊頼の歌への評価 が紹介されている。平安時代に成立 した世俗説話の『古本説話集』にも 載っている有名な話である、長能と 道済の歌を公任が判定した話もここ に入っている。 2位「季語・歌語の由来」、3位「表 現の虚構と歌心」は浦島太郎などの 説話をふまえて季語・歌語の由来や 欠点を語り、和歌の解説・注釈がさ れている。
『俊頼髄脳』出題順位
和歌の効用 8.1%
その他 8.1%
表現の虚構と 歌心 13.5%
歌と故事 51.4%
21 第 位 ~ 第 位 30
季語・歌語の 由来 18.9%
あき 秋・飽き すみ 住み・澄み・住吉・住 の江・墨染 ■ 和歌の修辞法 ~掛詞~
しか 鹿・然 よる 夜・寄る・縒る
こし 越・来し みる 見る・海松 こと 言・事琴・異 よ 節・夜・世
くる 来る・繰 まつ 松・待つ・松虫
・ おき 置き・起き 沖・隠岐 ふみ 文・踏み かる 枯る・離る・借る・刈る・ 狩る ふる 古(旧)る・降る・経る・ 故郷 うき 浮き・憂き はる 春・張る うら 裏・浦・心 ひ 日・火思ひ えに 江に・縁に ひとよ 一夜・一節
いは 言は・岩清水 なみ 波・涙・無み いる 射る・入る なる 鳴る・成る・慣る・萎 る
あめ 雨・天 つま 妻・褄・端 あや 綾・文 ながめ 眺め・詠め長雨
あま 海人・尼・天・海士 たつ 立つ・発つ・裁つ・立 田山・立田川
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