みんゴロ古文出典
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入試データ分析
『讃岐典侍日記』は愛する堀河帝の 看取りと堀河帝の子どもである鳥羽 帝に仕えた藤原長子の日記。 1位「院の御召し」は、堀河帝亡き 後家に戻っていた作者に、堀河帝の 父である白河院から新帝・鳥羽帝へ の出仕依頼が来て困惑する場面。複 数の主人に出仕することに気がとが めた作者は出家を考えるが、院の御 召しを断ることもできず出仕する。 2位「壁のあと」は幼い鳥羽帝を抱 き上げて襖絵を見る場面。故堀河帝 の思い出に泣いてしまう作者に幼い 鳥羽帝がかわいらしく声をかける。
『讃岐典侍日記』 出題順位
院の御召し 13.6%
その他 31.9%
壁のあと 13.6%
明け方 13.6%
昔の思い 9.1%
誰もいも寝ず 9.1%
御月忌 9.1%
31 第 位 ~ 第 位 40
讃岐典侍日記 人物関係図
上巻では堀河帝の闘 病生活と崩御前後の 様子、下巻は鳥羽帝 に仕えつつ亡き帝へ の追憶を中心に書く
「典侍」は帝の 秘書の役割の 高級女官
讃岐典侍 (藤原長子)
秘書兼愛人 寵愛
堀河帝亡き後 鳥羽帝への
白河院の命で 出仕
出仕を 命じる
白河院 堀河帝 鳥羽帝
父白河院が院政を ひいたため、実権 がなかった 若くして病死
堀河帝の息子 幼帝
堀河帝の父 院政をひく
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