みんゴロ古文出典
読解ポイント 『古今和歌集』は905年(延喜五年)、醍醐天皇の命で編纂さ れた勅撰和歌集。紀 きの 貫 つら 之 ゆき 、紀 きの 友 とも 則 のり 、壬 みぶの 生忠 ただ 岑 みね 、凡 おおしこうちのみつね 河内躬恒の 四人が撰者として編纂にあたった。紀貫之の「仮名序」は、和 歌の本質・歴史を論じており、後世に与えた影響は大きい。
春の朝、吉野山の桜は、人麻呂が心には、雲かとのみなむ覚えける。又、山の辺の赤人と言ふ人ありけり。 歌に 奇 あや しく 、妙なりけり。人麻呂は、赤人が上に立たむ事難く、赤人は、人麻呂が下に立たむ事 難く なむ、ありける。この人々を置きて、又、優れたる人も、 呉 くれ 竹 たけ の 、世々に聞え、 片 ※ 糸の 、よりよりに絶えずぞありける。これより 前 さき の歌を集めてなむ万葉集と名付けられたりける。 春 の 朝、 吉 野 山 の 桜 は、 人 麻 呂 の 心 に は、 雲 か と ば か り 思 わ れ た。 ま た、 山 部 赤 人 と い う 人 が い た。 歌の道に、 不思議なほど 絶妙であった。人麻呂は、赤人の上に立つことはむずかしく、赤人は、人麻呂の下に立つことは むずかしい (=二人は甲乙つけがたい両雄)ということであった。これらの人々のほかにも、また優れた歌人も、代々その名をあらわし、 そ の 時 々 に 絶 え ず あ ら わ れ た。 そ れ よ り 以 前 の 歌 を 集 め て、『 万 葉 集 』 と 名 づ け ら れ た の で あ っ た。
「 」 歌体はほとんど短歌で、ほかは長歌や旋頭歌がある。修辞 としては「掛詞」や「縁語」が多く使われており、歌風は理想的 で機知に富み、繊細な貴族風の情感を詠んだものが多い。 ★ 枕詞は五音(まれに四音)の解釈不要の語句。 呉竹の は 世 、 片糸の は より を導き出している枕詞で ある。 「 」 「 」 「 」
「 古今 君が 五千 円 拾 った 後 、 集』が編まれました。
: なた」 ※後鳥羽院の命で『新古今和歌 金葉和歌集 詞花和歌集 千載和歌集 後鳥羽院 新古今和歌集 金曜 日に 歯科 洗剤ごと お ニュー に行って
※ 弘前大学 勅撰和歌集の中で最初に作られ た八つを「八代集」と呼びます。 古今和歌集 後撰和歌集 拾遺和歌集 後拾遺和歌集 出題
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