みんゴロ古文出典

第 2 位 兼好法師 ( 吉 よし 田 だ 兼 けん 好 こう ・ 卜 うら 部 べ 兼 かね 好 よし )の書いた随筆『徒然草』 は鎌倉と室町の中間期である騒乱の 南北朝時代の十四世紀 前半に成立 した作品。兼好法師の人生観を反映した内容の ものが多く、『枕草子』が清少納言の宮中日記的な「をかし」

10 るが、全体的に読みやすく面白いうえに、現代でも通じる 人生訓もあり、基礎的な古文力をつける意味でも通読する ことをオススメする。『徒然草』入試出題ベスト は以下の 段。 位 段 「或者、子を法師になし」、 位 段 「園の 別当入道は」、 位 段 「世に語り伝ふる事」、 位 段「荒 れたる宿の、人目なきに」、 位 段「花は盛りに」、 位 段「折節の移り変はるこそ」、 位 段「家居の、つきづ きしく」、 位 段「一道に携はる人」、 位 段「五月五日、 賀茂の競べ馬を」、 位 段「達人の、人を見る眼は」。 1 188 2 231 3 73 4 104 5 137 6 19 7 10 8 167 9 41 10 194

240 という感性あふれる随筆であったのに対して、『徒然草』 は出家した兼好法師の人生哲学・思想的な内容になってい る。鴨長明の随筆『 方丈記 』や軍記物語『 平家物語 』と同様、 底流には「 無常観 」が流れている。『徒然草』は約 段からな

出題率 6.0 % 随筆 徒 つれ 然 づれ 草 ぐさ 兼 けん 好 こう 法 ほう 師 し

南北朝時代のまとめ

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