みんゴロ古文出典

1 第 位 ~ 第 位 10

学習ターゲット

入試データ分析

1 位『玉勝間』は 1005 項目からなる 江戸時代の随筆。宣長の読書歴や国 学の師匠である賀茂真淵とのことが 書かれている。 2位『源氏物語玉の小 』は宣長の『源 氏物語』研究の集大成。その中で『源 氏物語』の根底にあるものは「ものの あはれ」と論じている。これが有名 な「もののあはれ」論で、平安時代の 文芸理念を代表するものとなった。 3 位『紫文要領』は『源氏物語』論の草 稿。この作品の後、いったん源氏研 究に区切りを入れて、大作『古事記 伝』(35 年かけて完成)の執筆にとり かかった。

本居宣長 出題順位

うひ山ぶみ 3.5%

その他 3.4%

菅笠日記 5.3%

紫文要領 8.8%

玉勝間 57.9%

源氏物語 玉の小 21.1%

うひ山 やま ぶみ (初山踏)

35 鈴 すずの 屋 や 集 しゅう 宣長による歌文集。宣長による自費出版で、 「家 集」として出版された。 1798 源氏物語 玉 たま の小 お ぐし

1764 菅 すげ 笠 がさ 日 にっ 記 き 歳の時に、吉野・飛鳥を旅した時の日記。 松坂を出発し、明日香地方を巡った紀行文。 随筆。読書遍歴や、読書の時抜き書き、賀茂 真淵との出会いなどの 項目からなる人生観・ 学問観・芸術観などをつづる。 歳から亡くなる直前まで書き続けた。 1772 43 1793 1005 65 古 こ 事 じ 記 き 伝 でん 玉 たま 勝 かつ 間 ま

1763 『源氏物語』の研究書。 「もののあはれ」を基軸に、問答形式で和歌の 修辞・技法・本質を論じる。 紫 し 文 ぶん 要 よう 領 りょう 『源氏物語』の本質を「もののあはれ」とする宣 長の文学論の出発点となる作品。 この作品の後、源氏研究に一区切りをつけて 『古事記』の研究にとりかかったとみられる。 本居宣長 著作集 石 いそのかみささめごと 上私淑言

1763 『古事記』の注釈書。 賀茂真淵 とたった一度の 会見(松坂の一夜)の後、『古事記』研究を終生 の仕事と決意し、 歳から 年を費やして『古 事記伝』を完成させた。 ( 年完成)

1798 『古事記伝』を完成させた宣長が初めて学問の 道に踏み入ろうとする人のため書いた 国学の 入門書。学問の中でも「学問の道」の重要性を 論じ、事記』と『日本書紀』を勧めている。 1798

35 『源氏物語』研究の集大成。『源氏物語』をはじ めて読んだのは 歳から 歳とされる。 物語の根底にあるものが「 もののあはれ 」と説 き、詳細に注釈した。 1796 19 21

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