みんゴロ古文出典
1 第 位 ~ 第 位 10
学習ターゲット
入試データ分析
1 位「春秋のさだめ」は『源氏物語』 にもある、春と秋のどちらが優れて いるかを意見しあう春秋優劣論とい う一種の遊び。2 位「宮仕へ」は作 者が人に勧められて宮仕えにでた場 面。出仕初日はとてもきまりが悪く、 明け方に早々と退出する。 3 位「初瀬」は大嘗会の御禊(天皇 即位後、大嘗祭に備えての禊の日) に作者は初瀬に出かけた。多くの見 物客たちに逆行して長谷寺に向かう 作者一行は多くの人に笑われる。宇 治に立ち寄った時には『源氏物語』 の「宇治十帖」に思いを馳せる場面 がある。
『更級日記』出題順位
その他 5.4%
野辺の笹原 3.7% 芝寺
3.7% 夫の死 3.7%
春秋のさだめ 14.8%
東山なる所 5.6% 大納言の姫君 5.6% 梅の立ち枝 5.6%
宮仕へ 14.8%
初瀬 14.8%
物語 9.3%
子忍びの森 13.0%
10~ 13 13 14 15 17 20 25~ 29 26 29 32 33 35 36 39 作者年齢 更級日記 主要事項 父の任地国上総で過ごす。 父の任期が果てて上京する。父と継母が離別。 疫病流行。乳母死去。 『源氏物語』を耽読する。夢に僧 侶が現れる。 姉と不思議な猫を飼う。 姉が二人の子を残して死去作者子供たちを引き取る。 物語に熱中する。浮舟の境遇に憧れる。 父が単身赴任で常陸へ。手紙のやりとりをする。 母と清水寺へ参詣。 母は尼になり同じ家の中で別居。 祐子内親王家に宮仕えに出る。 物語熱冷める。橘俊通と結婚。俊通は下野守として赴任。 源資通と春秋の優劣を論じ合う。 石山寺参詣。 俊通帰京。長男誕生。 鞍馬寺、石山寺、太秦寺などを毎年のよう参詣。 和泉に下る。 阿弥陀仏来迎の夢を見る。 俊通、信濃守となり赴任。 俊通帰京後、発病し死去。 過去を回想。日記を書く。 ~ 43 48 50 51 52
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