語彙・テーマ
ヨーロッパの言語は相手への不信に立 しないことは相手にも理解されず承認も 人たちの間で発達した。雄弁である。言 すべきものであるとされるそういう表 て不要部分を削り 小さくなって、つ ないわけで、何千 ってもせいぜい数 〈例文〉
て、 日本語ではむしろ彫刻的原理が支配的 であるように思 われる。詩にしても、素材にノミを加え 落とす。純度が高くなればなるほど形は いに短詩型文学に結晶する。長詩が栄え 行とう詩は思いもよらない。長歌と言 十行を出ない。 (外山滋比古『日本語の特質』)
葉は積み重ね構築
現の建築学に対し
されないと感ずる
脚しており、主張
雄弁 説得力をもって力強く話すこと。
立脚 自分の拠って立つ場をそこに定めること。 語句
↑ 日本語 = 彫刻的原理
ヨーロッパの言語
= 表現の建築学 相手への不信に立脚
(
日本社会の同質性)
↑
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